2009年8月24日月曜日

鮎釣りの不思議

鮎は不思議な魚である。

鮎は清流の魚と思われがちであるが、卵~孵化~稚魚は海ですごす。しばらくはプランクトンやシラスなどを捕食し、6月ごろに川に群れで遡ってくる。この頃は、シラスやオキアミなどでエサ釣りが可能であるが、大きくなるにつれ、次第に石に付着した藻類を主食とするようになる。このとき、自分の餌場となる石を中心にナワバリをつくり、侵入してきたアユを追い払う攻撃性をみせる。この習性を利用したのが「アユの友釣り」である。

しかし最近はナワバリを作らないまさしく草食系アユも増えているとのことである。

成魚アユの釣り方で、もう一つはドブ釣りと呼ばれる「毛ばり」釣りが有名である。ドブ釣りは羽虫を捕食するアユの習性を利用し、それをイミテーションした毛ばりを使用するつり方である。あの幸田露伴も夢中になったというくらい伝統釣法である。

アユには一生を淡水でくらす湖産アユもいる。琵琶湖で育つアユがそれで、湖で羽化したアユがそこに流入する河川を遡上するという生活パターンである。通常は海で育つアユよりも小型である。


この川でつれるのも湖産アユである。

ルアーでアユが釣れるという話は聞いたことがない。しかしこのように口でスプーンを咥えているのだからアユもルアーに反応するのであろう。

今日は3尾のアユをルアーで釣った。新しい釣法を見つけた。もっと小型のスプーンで本格的にアユを狙ってみるものおもしろうかもしれない。






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